メキシコGK、衝撃の“90mパントキック弾”に反響 「信じられない」「神の助けが必要」
グアダラハラGKロドリゲスがメキシコで34年ぶりの自陣→敵陣ゴールでの得点をマーク
メキシコ1部のリーガMXで驚きのゴールが生まれた。ゴールキーパーがパントキックで放った一撃が、そのまま相手ゴールに吸い込まれてキャリア初得点をマーク。約90メートルのスーパー弾を受け、地元メディアも「信じられない」「神の助けが必要だ」と驚きを持って報じている。
注目のゴールは、現地時間24日に行われたリーガMX(メキシコリーグ)第19節のグアダラハラ対ベラクルス戦の最終局面で飛び出した。
ホームのグアダラハラは先制こそ許すも、後半22分、33分にメキシコ代表FWアラン・プリードが立て続けにゴールを決めて逆転。勝利が決定的となった後半アディショナルタイムだった。
ボールをキャッチしたメキシコ人GKトーニョ・ロドリゲスが素早く攻撃に移行。助走をつけてペナルティーエリア内からボールを蹴り出すと、攻撃参加して慌てて戻る相手GKの頭上を越えて敵陣へ。最後方にいた相手DFの背後でバウンドすると、大きく弾んでそのままゴールに吸い込まれた。
推定90メートルのパントキック弾となったが、メキシコメディア「mediotiempo」によれば、メキシコのフットボールにおいて、GKが“ボックス・トゥ・ボックス”のゴールを決めたのは1980年代にモレリアでプレーしたアレックス・マドリガル以来、34年ぶりだという。当事者のロドリゲスも「喜び方が分からなかった」と試合後に語った。
中南米のサッカーメディア「bolavip」は「信じられないゴール」と評し、スペイン紙「AS」メキシコ版も「彼は一部のストライカーよりゴールしている。ゴールからゴールへの得点は運や才能よりも、神の助けが必要だ」と伝えている。
27歳の守護神ロドリゲスにとってプロ9年目での嬉しい初ゴールは、世界にその名を轟かせる一撃となった。
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