半信半疑のイタリアメディア ミラン本田残留に懐疑の声も 「浮き沈み激しい」「ミステリアスなオブジェ」

ミラン専門サイト特集 年内最終戦で同点アシストも1年以上ノーゴール

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は20日の2015年最終戦フロジノーネ戦で12試合ぶりの先発出場を果たし、1アシストをマークした。リーグ11試合連続試合スタメン落ちから一転、今季初のフル出場でチームの勝利に貢献した背番号10はイタリアメディアから去就が注目されている。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が「残留か放出か。浮き沈みの激しいホンダのジレンマ」と特集している。

 今季の本田は、プレシーズンから4-3-1-2システムのトップ下としてレギュラーポジションを争い、序盤戦は先発出場が続いた。一方で、ゴールやアシストなどの結果を残すことができず、徐々に出場機会を失っていった。そして、10月4日のナポリ戦後にクラブ首脳部やサポーター、メディアに対しての大々的な批判を繰り広げた。

 そうした行動に出た本田は「ミステリアスなオブジェ」と表現されている。

「常にネガティブなことを口にしない男はミランでミステリアスなオブジェとしてとどまっていた。しかし、クラブとの関係やサポーターとの間で何かが壊れてしまったようだ。そして、その全てをぶちまけてしまった」

 ナポリ戦まで2試合連続で出番のなかった本田はチームのシステム変更もあり12試合連続スタメン落ちという苦境を味わった。しかし、20日のフロジノーネ戦でのアシストで風向きは変わったとしている。アドリアーノ・ガリアーニCEOは試合後に残留を明言した。

 

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