マインツ武藤を高く評価するファーガソン 香川にも惚れ込んだ名将がマンU移籍実現のキーマンか

香川も振り返る「素晴らしい経験」

 欧州1年目の武藤がサーの眼鏡に適ったとレポートされている。ファーガソン元監督はドルトムントで輝いた香川の才能に惚れ込み、2012年に自ら獲得に動いた。香川も移籍1年目にリーグ優勝に貢献。そこで、名将は監督としてのキャリアに幕を引き、後任にデイビッド・モイーズ前監督を指名したことが、香川とユナイテッドの運命を暗いものにした。

 様々なワールドクラスを育て上げてきたファーガソン監督との邂逅を、香川はドイツ地元テレビ局のインタビューでこう振り返っている。

「サッカー界で一番タイトルを獲って、誰よりもレジェンドである監督の最後の年に、一緒にできたというのは自分にとって今後のサッカー人生で素晴らしい経験になったと思う」

 香川も宝物のように振り返るレジェンドと過ごした1年。そんな偉大な人物に武藤も見染められたのなら、「夢の劇場」と呼ばれるオールド・トラッフォードで挑戦する資格はすでに十二分に持ち合わせているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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