マジョルカ久保、守備網を切り裂くスルーパスをスペイン紙称賛 「監督たちが恐れる」
レバンテ戦で相手2人を引き付けてスルーパスを出し、ロドリゲスのゴールを演出
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第14節の敵地レバンテ戦(1-2)で同点ゴールを演出するなど、再三のチャンス創出で存在感を発揮した。スペイン紙「AS」は得点につながったキラースルーパスを「監督たちが大いに恐れること」と称賛している。
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久保は10日に行われた前節の本拠地ビジャレアル戦(3-1)で、待望のリーガ初ゴールをマークした後、国際AマッチウィークではU-22日本代表の一員として広島でのU-22コロンビア代表戦(0-2)に出場。代表招集による長距離移動を挟んだものの、この日もスタメンとして名を連ねた。
左サイドハーフとして序盤から攻守に積極性を見せると、0-1で迎えた後半10分に輝きを放つ。相手のクリアボールをスペイン人DFジョアン・サストレが奪うと、敵陣右サイドに回っていた久保がキープ。相手2人を引きつけ、フリーで駆け上がったサストレに縦パスを通し、そのクロスをスペイン人MFダニ・ロドリゲスが決めて同点に追いついた。
落ち着き払った久保のスルーパスを受け、スペイン紙「AS」は「これが、久保が相手守備陣に誘発して監督たちが大いに恐れること」と題して動画付きでレポート。「マジョルカが1-1としたシーンで久保がエリア境界線近くでボールを持ち、クレルクとモラーレスがこれに集中したことでジョアン・サストレのマークを忘れてアシストを許すことになった」と相手を引き付けた点に触れている。
チームは惜敗し、今季アウェーで6戦全敗と波に乗れないが、久保はしっかりと自身のプレーで評価を高めた。