ユナイテッド冬の移籍は? 指揮官が“ローン補強”を示唆、巻き返しへ即戦力獲得か
上位争いから後れを取るなか、スールシャール監督が冬の補強について言及
プレミアリーグで7位(12節終了時点)と調子の上がらないマンチェスター・ユナイテッド。冬の移籍市場での補強の噂も報じられるが、オレ・グンナー・スールシャール監督は大物選手狙いではなく、ローン移籍での即戦力獲得に動く可能性があると語っている。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。
ユナイテッドは今夏にDF史上最高額となる8000万ポンド(約111億円)でイングランド代表DFハリー・マグワイアを獲得したのを筆頭に、ウェールズ代表FWダニエル・ジェームズ、イングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカなど積極的な補強を展開した。それでも12節を終えた時点での成績は4勝4分4敗とふるわず、上位争いから遅れを取った。
自身の解任説も浮上しているなか、スールシャール監督は冬の移籍市場での動きについての考えを語っている。シーズン途中ということもあり、例年、夏に比べれば動きの少ない1月のマーケットでノルウェー人指揮官が狙うのはローンでの補強だという。
「お金がいくらあるかという話ではない。我々はたった3ヶ月、4ヶ月のためではなく、長期的にクラブにとって良い補強となるのかを考える。おそらく、(獲得可能な選手は)いないだろう。1月に選手を売りに出すクラブはそう多くはない。1月は選手をキープしたいと考えるはずだ。1人か2人、ローンで獲得するかもしれない。これは金銭的な問題ではなく、チームを助けてくれるかどうかだ」
レッドブル・ザルツブルクでブレーク中のノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドへの興味が報じられているが、スールシャール監督はより現実的なプランを練っているようだ。
ユナイテッドは過去に1月のローン補強で成功を収めている。2006-07シーズン、当時スウェーデンリーグでプレーしていた元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーションを3ヶ月間の短期契約で獲得。同国リーグの中断期間を利用した裏ワザ補強を実現させた。ベテランFWの加入はチームに好影響をもたらし、その年はプレミアリーグ優勝にこぎつけた。公式サイトでも「ヘンリク・ラーションの短期加入は2007年のビッグ・ヒットだった」と紹介されている。
成績不振に悩むユナイテッドは当時のラーションに匹敵するヒットを当てて、後半戦の巻き返しを図りたいところ。大型移籍を連発した夏に続き、冬の移籍市場でも彼らの動きに注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)