モウリーニョ監督、トッテナムで白星発進 プレミア初陣4連勝、3クラブで勝利はリーグ初
モウリーニョ監督の初陣となったウェストハム戦で3-2勝利
トットナムのジョゼ・モウリーニョ新監督は23日、就任後初戦のプレミアリーグ第13節ウェストハム戦に臨み、3-2で勝利を収めて白星発信となった。これでプレミアリーグでの初陣は過去3度も含めて4連勝。さらにチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トットナムの3クラブで勝利を挙げたプレミア史上初の監督としても歴史に名を連ねた。
新指揮官の下でトットナムが活力を取り戻した。前半36分に韓国代表FWソン・フンミンがエリア内で鋭いドリブル突破を決め、左足のシュートを決めて先制。さらに同43分にはソンのクロスからブラジル代表FWルーカス・モウラが合わせて追加点も奪った。
後半4分にはエースのイングランド代表FWハリー・ケインのヘディングシュートも決まり、3-0と大きくリードを広げた。その後に2失点するも、そのまま逃げ切って勝点3を手にした。
約10ヶ月間の空白期間を経ての復帰戦で注目を集めたモウリーニョ監督だったが、きっちりと白星発進を決めた。英サッカー専門サイト「Squawka」ツイッターによれば、同指揮官はチェルシー第1期政権(2004〜07年)から始まり、チェルシー第2期(2013〜15年)、マンチェスター・ユナイテッド(2016〜18年)、そして今回を含めてプレミアリーグでの初陣は4連勝とデビューゲームにはめっぽう強いところを改めて示した。
■モウリーニョの各クラブでの初戦の戦績
チェルシー 1-0 マンチェスター・ユナイテッド(H)
チェルシー 2-0 ハル・シティ(H)
マンチェスター・ユナイテッド 3-1 ボーンマス(A)
トットナム 3-2 ウェストハム(A)
そして英ブックメーカー「Coral」のツイッターによれば、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トットナムの3クラブを率いて勝利を挙げたプレミア史上初の監督になったという。これを受け、プレミア史に残る新たな歴史を作ったポルトガル人指揮官は「ハットトリック・ヒーロー」として称えられている。
マウリシオ・ポチェッティーノ前監督の電撃解任で衝撃の走ったトットナムだが、モウリーニョ監督の下で最高のスタートを切った。今後の巻き返しに期待が集まりそうだ。