サラーとデ・ブライネは「十分な戦力ではなかった」 チェルシー時代の“基準”をOB指摘
いずれも若手時代に所属したチェルシーで活躍できず、他チームでブレイク
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ、現在のプレミアリーグを代表する名手の2人だが、かつてはチェルシーに所属していた。チェルシーのレジェンドで現在はアストン・ビラでアシスタント・ヘッドコーチを務める元イングランド代表DFジョン・テリー氏がUAEのラジオ局「ドバイ・アイFM」のインタビューに応え、当時の2人はまだ若く「チェルシーにとっては十分な戦力ではなかった」と明かしている。
現在リバプールのエースとして活躍するサラーは、2014年1月にバーゼルからチェルシーに加入。しかしチームには定着できず、フィオレンティーナ、ローマを経て2017年7月にリバプールへ移籍した。シティの中心選手であるデ・ブライネは、2012年1月にベルギーのヘンクからチェルシーへ。1シーズンはヘンクに貸し出されると、チェルシーに帰還後も出場機会に恵まれず、ブンデスリーガのブレーメンとヴォルフスブルクを経て、2015年8月にシティへと移籍している。
チェルシーの生え抜きとして活躍したテリー氏は、「サラーやデ・ブライネのような選手がやってきたが、当時の基準に合わせることができなかった。今では才能を発揮しているが、当時は若かった」と指摘。彼らがチェルシーでは活躍できなかった理由を考察している。
「(ジョゼ・)モウリーニョ監督に、彼らをチームに組み入れる時間はなかった。なぜなら我々は職を失わないために、毎試合勝たなければならなかったからだ。チャンスはなかった。彼らは他に行って才能を証明してみせた。しかし、当時のチェルシーにとっては十分な戦力ではなかったんだよ」
チェルシーにとって“もったいない”とも思える成長を遂げた2人だが、当時のチーム事情では仕方がなかったとの見方を示している。現在、プレミアリーグのトップに君臨する名手2人も、テリー氏から見ると若手時代には“不十分”だったと主張していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)