浦和GK西川、仲間の思い受け継ぎ“決戦”へ 「みんなで喜び合う瞬間を迎えたい」
ACL決勝第1戦では福島が先発 好セーブ連発で第2戦につなぐ
浦和レッズのGK西川周作は、AFCチャンピオンズリーグの決勝第2戦、アル・ヒラル(サウジアラビア)を迎えるホームゲームで、守護神同士のバトンを受け継いでの勝利とタイトル獲得を誓っている。
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浦和は9日に敵地で初戦を迎え0-1で敗れたが、そのゴールに立ったのは西川ではなくGK福島春樹だった。長らく第2GKとして控えてきた男は、西川がイエローカード累積により出場停止になったことで大一番を託された。1失点こそ喫したものの、ファインセーブも連発してホームに1点差で戻る状況を作り上げている。
出場停止でありながらもサウジアラビア入りして調整をサポートした西川は、福島について「彼の活躍なくしては、第2戦がチャンスのある状況ではなかったと思う。あのプレーがあったから、最少失点で帰ってこられた」と話した。
そうしたなかで、第2戦では西川の復帰が濃厚。福島からのバトンを受け継ぐ西川は「(失点)ゼロで守って、みんなで喜び合う瞬間を迎えたい」と、決戦に思いをはせる。
初戦を振り返れば、浦和は両サイドからの攻撃に苦しんだ。特に相手の右サイドで躍動するペルー代表MFアンドレ・カリージョの突破力には苦戦し、最終的にはそのカリージョに決勝ゴールも奪われている。22日まで3日間の非公開練習を積んで確認してきたなか、西川は守り切るためのポイントをこう話した。
「初戦では彼らのサイド攻撃が多数あって、その力強さもありました。ただ、サイドにボールが出る前に奪うチャンスもある」
2017年の優勝時にもアル・ヒラルと対戦した浦和は、初戦で左サイドが狙い撃ちにされた印象だった。しかし、当時の堀孝史監督は「そこに至るまで、どう規制をかけていくかの部分に問題があった」という観点で修正を施し、第2戦ではその脅威をかなり排除できた。今回もまた、サイドが脅威であればその前に寸断するという方針がありそうだ。