マンUが1961年以来の公式戦4連敗 ストーク戦完封負けでファン・ハール監督が解任危機

愛弟子デパイが背信珍プレーで先制点献上

 マンチェスター・ユナイテッドは26日、第18節の敵地ストーク戦に臨んだ。成績不振でルイス・ファン・ハール監督の解任騒動に揺れる中、ユナイテッドが0-2と完敗。2001年以来となる公式戦4連敗を喫し、公式戦7戦白星なしという危機的状況に直面した。

 英国の祝日、ボクシング・デーに行われた一戦で赤い悪魔が地獄を見た。ファン・ハール監督は前節のノーウィッチ戦でユナイテッド通算500試合出場を達成したものの、今季リーグ戦2得点と不調の主将FWウェイン・ルーニーをベンチスタートとした。「戦術的な理由」と試合前に説明したオランダ人指揮官の非情采配は実らなかった。

 公式戦6戦未勝利と苦しむユナイテッドは強風吹き荒れる魔境ブリタニア・スタジアムで序盤から主導権を握ったのはホームのストークだった。セットプレーの際に置いたボールが動いてしまうほどの風ももろともせずに、FWボージャン、MFシャキリ、MFアルナウトビッチといったアタッカー陣を中心に攻撃を組み立てた。

 すると試合が動いたのは前半20分。ユナイテッドは栄光の背番号7を背負うFWデパイの痛恨のミスから先制点を献上してしまった。デパイは浮き球になったボールをGKデ・ヘアに戻そうとヘディングでバックパス。しかし、風の影響もあり、パスの勢いは弱くDFジョンソンにカットされてしまう。中央へ折り返したボールをボージャンが冷静に押し込んだ。

 さらに攻勢続くストークは同26分に追加点。ボージャンが蹴った直接FKが壁に当たり、そのこぼれ球を拾ったアルナウトビッチが右足を強振。強烈なシュートをユナイテッドゴールに突き刺した。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング