浦和とACL決勝で激突のアル・ヒラル監督 サウジ記者の“質問攻め”に困惑した理由は?

浦和レッズとの決勝戦に臨むアル・ヒラルのラズヴァン・ルチェスク監督【写真:轡田哲朗】
浦和レッズとの決勝戦に臨むアル・ヒラルのラズヴァン・ルチェスク監督【写真:轡田哲朗】

地元メディアから“雨”に関する質問が殺到 ルチェスク監督「天気はコントロールできない」

 浦和レッズとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第2戦で戦うアル・ヒラル(サウジアラビア)は、日本入りして前日会見とトレーニングに臨んだが、サウジアラビアの地元メディアからはこの日に振り続いた雨に関する質問が殺到。ルーマニア人指揮官、ラズバン・ルチェスク監督は困惑しつつ「問題ない」と強調していた。

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 アル・ヒラルは18日に日本入りして調整を続け、決戦に備えている。9日にサウジアラビアで行われた第1戦を1-0で勝利しているが、その内容はかなりの時間帯でゲームを制圧していただけに、ルチェスク監督は「もう少し楽な展開にできたのではないかという思いはある。少し運が足りなかった。ただし、しっかり勝つことができた。普通にプレーしていれば2-0か3-0になったと思うが、これもサッカーだ」と振り返った。

 そして、この会見が行われた23日は埼玉県を含む関東地方では雨が降り続いた。サウジアラビアでは慣れない天候と言えるのか、記者会見では天候が試合に与える影響についての質問が殺到した。ギリシャのPAOKの指揮官などを歴任し、今年7月からチームを率いるルチェスク監督は、質問の意図を図りかねているように言葉をつないだ。

「雨は生活の一部でどうすることもできない。それに対処したいし、選手のモチベーションは高い。難しい環境も、どういうシチュエーションでも乗り越えられると思っている。天気はコントロールできない。しっかり対処したい。ユニフォームやスパイクも対策して準備できている。ピッチも素晴らしいコンディションなので、問題になるとは思わないし、問題が起こったとしても我々だけでなく両チームに起こることだ」

 気象庁が発表している24日の試合時間帯の天気予報では、降水確率は20%とされている。未明から午前中は降水確率が70%、50%となっているだけに雨が降る可能性も高いが、埼玉スタジアムのピッチが大きな影響を受けるほどではなさそうだ。

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