「売ってはならない」 モウリーニョ監督、トッテナム会長にエースFWの残留要請
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トッテナムの新監督に就任したモウリーニョ、不動のエースFWケインとも早速話し合い
トットナムはマウリシオ・ポチェッティーノ前監督の後任として、ジョゼ・モウリーニョ氏を招聘した。約11ヶ月ぶりに現場復帰を果たすポルトガル人指揮官は就任に際し、クラブのダニエル・レヴィ会長へエースの残留を要求しているようだ。英紙「デイリー・メール」は「ジョゼ・モウリーニョはダニエル・レヴィ会長にケインの移籍を許可してはならないと伝えた」と報じている。
モウリーニョ監督は昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドを解任された。その後は解説業などを務めていたが、ついに新天地が決定。プレミアリーグではチェルシー、ユナイテッドに続く3クラブ目となるトットナムで指揮を執ることになった。
プレミアリーグで14位に沈むなど成績不振から解任されたポチェッティーノ前監督の後を継ぐ形となったモウリーニョ監督。不調とはいえタレント揃いのトットナムのなかでも絶対に手放してはいけないと考えるタレントがいるという。それが不動のエースFWハリー・ケインだ。
就任後、早速練習を行ったモウリーニョ監督はチームのキーマンたちとマンツーマンでの話し合いの時間も設けており、そこでケインらとも自身のビジョンについて話し合ったようだ。記事によれば、「モウリーニョは実績十分のストライカー(ケイン)は彼のプランに不可欠で、いかなる状況でも彼を売ってはならないとレヴィに告げた」という。ケインを中心としたチーム作りを進めることになるため、ビッグクラブからの引き抜きは阻止してほしいと会長に懇願していたようだ。
タイトルにこそ手が届かなかったが、ポチェッティーノ体制でプレミアリーグのトップ4常連となったトットナム。モウリーニョ監督の下でさらなる進化を遂げることができるだろうか。ケインを軸としたモウリーニョ流のチーム作りに注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)