ベイルの“レアル揶揄”フラッグ騒動は“不問” ジダン監督「ピッチ外に興味はない」
ウェールズ代表から帰還したベイル 「話したのはピッチ上でのことだけ」
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、ウェールズ代表での“フラッグ騒動”で波紋を呼んだFWギャレス・ベイルを、引き続き起用する方針であることを明言した。指揮官は記者会見で、「ピッチの外のことには興味がない」と語っている。
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ふくらはぎの負傷によりレアルでは1カ月以上も欠場が続いているベイルだが、今月のインターナショナルウィークにはウェールズ代表に招集され、欧州選手権(EURO)予選2試合に出場していた。本大会出場を決めた19日のハンガリー戦(2-0)の試合終了後には、ベイルがチームメートとともに「ウェールズ、ゴルフ、マドリード。この順番だ」と書かれたフラッグを手にして喜んでいたことが、スペインメディアを中心に大きな話題となった。所属チームであるレアルの優先順位が、代表チームはおろか、趣味のゴルフよりも低いと認めるような行動に対して非難の声も挙がっている。
今夏から続く移籍騒動も過熱しているが、ジダン監督はベイルの振る舞いを全く意に介していない様子だ。週末のレアル・ソシエダ戦を前に行われた記者会見では当然、ベイルに関するコメントに注目が集まったが、指揮官は「ピッチ外のことには興味がない」ときっぱり。騒動について深く言及することはなかった。
「戻ってきた彼とも、他の選手と同じように話したよ。話したのはピッチ上でのことだけ。ピッチ外のことは何も話していない。彼は状態も良くて、通常の練習を行った。ベイルのジェスチャーに関しては雑音が多い。我々はフットボールに集中しなければならない。騒ぎ過ぎだよ。私が見ているのはスポーツ面だけで、クラブの外のことは見ていない。ピッチ外のことには興味がない」
また、ジダン監督は「私はベイルを頼りにしている。変わったことは何もない」とも語り、今後も引き続き起用する方針を明かした。ベイルの奔放な振る舞いも不問とし、あくまでパフォーマンスで評価する姿勢を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)