FKハットも柏退団の助っ人FWが悲痛な叫び J1オファー届かず「現状では日本に残れない」

偉業達成後に明かされた願い 「自分は日本にずっと残りたい」

 J1の柏レイソルFWクリスティアーノが、26日の天皇杯準々決勝の仙台戦で直接FKのみでハットトリックという偉業を達成。試合は3-3で突入したPK戦を柏が5-3で制し、ベスト4に進出した。人生で初めてFKでのハットトリックを達成したストライカーは、今季限りでの退団が確定。来季J1でのプレーを熱望しながらも、希望するオファーがない苦しい胸の内を明らかにしている。

【J1リーグ退団・戦力外&新加入選手】

「今の自分の置かれている状況は納得いくものではない。他のチームの事情もある。(自分は)レイソルで点を決めてきた。結果も残してきた。レイソルを含めて、それを評価してもらえていないのかな、というのは少し悲しい。日本にずっと残りたいという話はしている。それは変わっていない。家族の意見も含めて日本に残りたいと思っているけれど、今の状況では難しい。自分のできることはJリーグで見せてきた。それに伴ったゴール数も自分の中でできている。それを評価してくれるチームが出てくるのを待っている」

 偉業を成し遂げた敵地ユアスタで、クリスティアーノは試合後、悲痛な叫び声を上げた。甲府から期限付き移籍中で、柏が買い取りオプションを行使せず。現時点では母国ブラジルへの復帰が選択肢として濃厚だと明かした。

 この日は前半11分、クリスティアーノが左サイドで得たFKで右足を一閃。ニアサイドに直接決めると、後半7分にはゴール正面から地を這うような強烈なシュートを叩き込む。さらに2-3で迎えた延長後半11分には、ゴール正面からカーブをかけたシュートでゴール右に起死回生の同点弾を叩き込んだ。

 

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