「2019年GKトップ10」を米メディア選定 「理想像」に選ばれた“ベスト守護神”は?

GKトップ10入りした左からエデルソン、ヤン・オブラク、アリソン、テア・シュテーゲン、ノイアー【写真:Getty Images】
GKトップ10入りした左からエデルソン、ヤン・オブラク、アリソン、テア・シュテーゲン、ノイアー【写真:Getty Images】

バロンドール発表に先立ち、「ESPN」が世界最高の選手を独自選定

 ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」の発表を12月2日に控えるなか、米スポーツ専門局「ESPN」は世界最高の選手と監督を独自に選出。同局の番組「ESPN FC」で解説を務める専門家らによって採点され、各ポジションに分けてランク付けした。

 第一弾はGK部門だ。「ESPN」は現代のGKはシュートを防ぐだけではなくなったと主張。攻撃を組み立てる最初のステップとなるべき存在で、評価するうえでフィードの能力も重要だったとしている。そして、バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの影響で「スイーパー・キーパー」となっていると、現代のGK事情について言及した。

第10位:アンドレ・オナナ(アヤックス/カメルーン代表/23歳)
 2018年度版ではランク外だったオナナは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準決勝進出に貢献。バルセロナの下部組織出身でボールさばきに優れ、“スイーパー・キーパー”の役割を理解して輝きを放っている。近い将来、ヨーロッパのより大きなリーグへと羽ばたくことだろう。

第9位:ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド/スペイン代表/29歳)
 前回の1位から9位まで後退。ただ、プレミアリーグで中位から抜け出せずにいるユナイテッドのGKとしてはかなり優れていると評価され、何度となく訪れたピンチを素晴らしいセービングで尻拭いしていると、プレー評自体は悪くない。

第8位:ウーゴ・ロリス(トットナム/フランス代表/32歳)
 12月に33歳となるベテランGKは、10月に行われたブライトン戦で左肘を脱臼して長期離脱を余儀なくされている。しかし、評価は変わらず前回と同じく8位にランクイン。フランス代表のキャプテンが「最高の時」は、トットナムも最高の状態になるとされ、彼の経験とリーダーシップは不可欠となっていると評価を受けた。

第7位:ケパ・アリサバラガ(チェルシー/スペイン代表/25歳)
“世界一高価なGK”として移籍金8000万ユーロ(現在のレートで約96億円)で2018年にビルバオからチェルシーに加入。その価値に見合った活躍をしている。昨年はランク外だったが、フランク・ランパード監督の下で成長し、繁栄することを誰も疑わないだろうと高評価だ。

第6位:ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス/ポーランド代表/29歳)
 シュチェスニーも昨年はランク外だったが、今年はトップ10入り。ユベントス移籍後もコンスタントに出場していることが評価の対象となったようだ。クラブにとって偉大な元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが戻っても、マウリツィオ・サッリ監督のファーストチョイスは揺らがなかったと解説している。

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