バルサ“後輩”久保建英の魅力は? サンペールが証言「ボールを持つシーンを見るだけで…」
バルセロナ育成組織出身の神戸MFサンペール 当時の久保の印象を語る
正確なパスを駆使し、ヴィッセル神戸の攻撃的なスタイルを支える元バルセロナのスペイン人MFセルジ・サンペール。幼少期にバルセロナの育成組織の門を叩き、一貫して同クラブの哲学を体得してきた。その彼は、同じくバルセロナの育成組織でプレーし、現在はスペイン2部マジョルカで戦う日本代表MF久保建英を知っているのだろうか。
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サンペールは久保のことを、愛称の「タケ」と呼んだ。
「タケのことは、そもそもラ・マシアにいたので小さい時から知っているんですね」
リオネル・メッシや、神戸でもチームメートとしてプレーするアンドレス・イニエスタらを輩出したバルセロナの育成組織ラ・マシア。久保は2011年8月、10歳の時に入団テストに合格。サンペールは1995年1月生まれのため、年齢差は決して小さくない。
「タケとは5歳くらい違うのかな。でも、ユースの時にバルサの寮の中で一緒に話をする機会もありました。寮自体がすべてのカテゴリーの選手が一緒に住んでいるので、食堂だったりとか、一緒にテレビを観たり、同じ空間だったので」
サンペールによれば、選手寮では様々なカテゴリーの選手たちの交流が当たり前のようにあったという。歳の離れたサンペールと久保が触れ合うことも、決して珍しいことではなかったようだ。
そのサンペールは、成長する久保を見つめてきた。バルサのカンテラを離れ、2015年3月にFC東京U-15むさしに加入した久保だが、「大きくなってからFC東京でも非常に良いプレーをしていた」と印象を口にする。そして、久保のプレーヤーとしての魅力をこう紹介した。
「左利きであることも非常に大きなことだと思う。スピードもとてもある選手で、ボールを持った時にリズムを変えられる。ボールを持つシーンを見るだけで、他の選手たちと違うものが見せられる選手だと、彼のプレーを見ていて思いますね」