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“アジア王者”ラモスジャパン、決戦の舞台へ ビーチサッカーW杯で「ブラジルを倒したい」
日本時間22日9時に開催国パラグアイと第1戦で激突 願いどおりアジア王者としてW杯へ
ビーチサッカー日本代表のラモス瑠偉監督の就任会見が行われたのは、2018年2月14日。それから約1年後の今年3月17日、ビーチサッカー日本代表は、ワールドカップ(W杯)のアジア予選を兼ねたAFCビーチサッカー選手権で、4大会ぶり3度目の優勝を果たし、ラモス監督は「アジア王者としてW杯に出たい」という思いを叶えた。
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次の願いは、W杯でみんなを驚かせること。11月21日にパラグアイで開幕するビーチサッカーW杯を前に、ラモス監督はワクワクしていた。
◇ ◇ ◇
――今年3月のAFCビーチサッカー選手権を戦うなかで、ラモスさんの気持ちが選手たちに伝わってきていると感じたことはありましたか?
「あるある。大会に入る前もすごくいい感じだったけど、最初の2試合は、みんなが簡単に勝てると勘違いしていた。私はイランとオマーンとUAEのことしか考えていなかった。勝つためには、どんどん調子を上げていかないといけないと思っていた。
(準々決勝の)イラン戦の朝、選手たちの顔を見て『やってくれる』と思った。雰囲気があるんですよね。これはきてるなと思いました。ここまで来るのに結構時間がかかった。本当に最初、去年は辛かったんですよ」
――辛い時期を乗り越え、アジアチャンピオンになった瞬間はいかがでしたか?
「ほっとしました。目標に達して嬉しかった。『監督として戻ってきてください』って言ってくれた選手たちが何人かいて、その選手たちが必死でやってくれている姿を見たり、協会(日本サッカー協会)の田嶋(幸三)会長や北澤(豪)が声をかけてくれて、嬉しかったんですよね。その他いろんな人、EXILEのHIROさんも監督をやりたかったらやれってサポートしてくれたんです。そういう人たちに恩返ししたいじゃないですか、できるかできないかは別として」
――日本サッカー殿堂入り(2018年9月10日)されましたが、影響はありましたか?
「殿堂入りした後、この恩返しをするには優勝するしかないと思いました。自分がしたいことは置いておいて、(アジアで)優勝するまでやろうと思った。ビーチサッカー日本代表はこれから世代交代で難しくなっていくし、UAEもオマーンもイランも強くなっているしね。でも、アジア予選のイラン戦を見ると、日本の選手はできるんだし、それを忘れちゃうとダメ」