現場復帰のモウリーニョ、過去の“ある発言”に海外注目 「トッテナムで監督をすることは…」
スペイン紙がチェルシー監督時代の発言をピックアップ
今シーズン、プレミアリーグで不振にあえぐトットナムは、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の解任、そしてジョゼ・モウリーニョ新監督の就任を発表した。カリスマ指導者が再びプレミアの舞台に戻ってくることに各国メディアが沸いているなか、かつて率いたレアル・マドリードを通じて縁のあるスペインメディアは4年前の“ある発言”を取り上げている。
レアル贔屓で知られる「マルカ」紙が注目したのは、モウリーニョ氏がチェルシーの監督を務めていた2015年、リーグカップ決勝戦前での一コマだ。この試合での対戦相手は同じロンドン勢であるトットナム。その印象を問われるとこのように話したという。
「トッテナムで監督をすることは決してないだろう。チェルシーのファンが大好きだからね」
このコメントにある通り、当時のモウリーニョ監督は第2次チェルシー政権の最中。そしてチェルシーファンからも絶大な人気を誇ったこともあり、トットナムを指揮しない発言に違和感を持つ人は少なかっただろう。しかし時代は変わり、モウリーニョ氏はチェルシーの監督を解任された後、マンチェスター・ユナイテッドを指揮し、こちらも昨季途中に志半ばで去っている。そして今回のトッテナム監督就任となったのだ。
実は、トットナムがモウリーニョ招聘に動いたのは今回が初めてではなく、2007年にも接触していた。しかし当時のモウリーニョ氏の答えは「ノー」。当時のモウリーニョ氏は「2年間はイングランドで仕事をしたくない」と語り、チェルシーでの第1次政権の後にインテル、レアルと渡り歩いた。
そんなモウリーニョ新監督がチェルシー、ユナイテッドといった因縁の相手とどのように戦い、チームを立て直すのか――。中盤戦に突入するプレミアの見どころとなりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)