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ソン・フンミン、完敗ブラジル戦後に「悔しい思い」吐露 来月のE-1不参加も明言
0-3の敗戦も「我々もチャンスをたくさん作ることができた」と前向き
韓国代表対ブラジル代表の国際親善試合が現地時間19日にUAEのアブダビで開催され、ブラジルが3-0で勝利した。
試合はMFコウチーニョ(バイエルン・ミュンヘン)が鮮やかな直接FKを決めるなど、ブラジルの強さが目立った一方、韓国も守りに入ることなく、終始攻撃的な姿勢を見せている。途中、FWソン・フンミン(トットナム)やDFキム・ジンス(全北現代)が強烈なミドルシュートを放つなどして見せ場を作ったが、ゴールを割ることはできなかった。
前半2失点、後半に1失点の0-3での完敗。それでもソン・フンミンは試合後、前向きな発言を残している。総合ニュースサイト「NEWSIS」は「(試合の流れや判定が)公正であろうが、なかろうが、自分たちが0-3で負けたのは事実だ。しかし相手はブラジルだ。世界的なチームだし、どの大会に出ても優勝できるチーム。ただ、我々もチャンスをたくさん作ることができた。だから悔しい思いはある」というソン・フンミンの言葉を伝えている。
さらにソン・フンミンは「(全体的な攻撃的なプレーは)練習の過程で監督が要求したことだった。選手と話をしながら(攻撃的に)そうしてみようと決めた。選手たちがピッチ内で奮闘してくれた」と語り、失点しても点を取りにいく姿勢を貫いたと明かしている。
また、12月に韓国で開催されるE-1選手権についても言及。「自分はこれで今年の代表チームの日程は終了したが、(チームには)東アジア選手権(E-1選手権)が残っている。アジアでは大事な大会なので応援したい」と話し、自身は今年最後の代表活動に合流しないことも明言した。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。