名レフェリー、伊サッカー界“VAR問題”の改善点を指摘 「52回の介入…多すぎる」
かつて国際審判員として活躍したリッツォーリ氏、セリエAのVAR問題について言及
セリエAの審判指名者で、かつて国際審判員として活躍したニコラ・リッツォーリ氏は、火曜日に行われた選手、監督、レフェリーが集まってセリエAのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を議論した件について言及し、「信頼を回復する」ことにつながると主張したうえで「52回の介入があったが、これは多すぎる」と認めている。イタリアサッカーメディア「フットボール・イタリア」が報じた。
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19日、イタリアでは選手、監督、レフェリーによる今季のVARのパフォーマンスについて議論する場が設けられ、元国際審判員であるリッツォーリ氏は改めてレフェリーの基準を改善する必要があることを認めた。
まず「VARは間違いをなくすために生まれたのではなく、世界で最も愛されているスポーツの信頼性を回復するために生まれたんだ」と説明したリッツォーリ氏は、今季のVARについての見解を示している。
「3シーズン目で、確かな改善を見せている。ただ今シーズン、VARは52回の介入があったが、これは多すぎる。これはレフェリングがうまくいっていないことを表しているが、それはルールが変わったためでもあるんだ。昔のハンドのルールは自発性について話をしたが、今は触ったかについてだからね」
またリッツォーリ氏は「今日は我々がもっとできることを一緒に理解するための重要な日だった。改善できる点はあるが、VARプロトコルの知識が必要だ。ルールが何であるか分からない場合、ルールの適用を明確にすることはできない。その場合は意味のない論争が生じてしまう」と語り、さらなるVARの改善について明かしている。
世界各国で注目されているVAR問題。今後イタリアではどんな改善が見られていくのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)