チェルシーFWジルー、移籍先候補のインテルに“2年半契約”をリクエストか

ジルーがインテルにリクエストしたものとは…【写真:Getty Images】
ジルーがインテルにリクエストしたものとは…【写真:Getty Images】

コンテ監督が選手層強化を要望 ジルーはインテル側の1年半契約計画に追加リクエスト

 チェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーは、今冬の移籍市場でセリエAの強豪インテルへ移籍すると噂が浮上しているが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はジルー側からインテルに対するリクエストがあると伝えている。

 インテルは今季からアントニオ・コンテ監督が指揮を執り、現在リーグ2位(10勝1分1敗)と好調。それも、8連覇中の首位ユベントスから勝ち点1差であり、リーグ戦のタイトル奪還も現実的なラインにある。ただ、コンテ監督は前線から中盤にかけての選手層の薄さを懸念しており、それを解消するために挙げた獲得候補にジルーが入っているという報道が出た。

 インテルもジルー獲得の動きを見せているが、来夏に契約満了を迎える33歳に対してインテル側は1年半の契約期間を計画。しかしながら、ジルーはそれを1年間上回る2年半のオファーをリクエストしているという。

 その理由が、今季インテルが期限付き移籍で関わっている2人のFWにあるという。フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)にはアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディを1年間のレンタルで放出し、マンチェスター・ユナイテッドからはチリ代表FWアレクシス・サンチェスを同様の形で獲得している。

 ジルーとしては、今季終了後にその2人のFWと関連した移籍計画に巻き込まれたくないため、2年の契約期間を残した状態で今季を終えたい様子。インテルのジルー獲得は中長期的な観点ではなく、今季の選手層を乗り切ることが主眼にあるとされているだけに、ジルーとの契約期間が長くなれば“重荷”になる可能性もある。

 クラブの意向と選手の立場は、完全に噛み合っているとは言えない。ジルーはチェルシーでレギュラーと言い難い状況で、今冬はチェルシーにとって移籍金を得られる最後のチャンスだけに放出のハードルは低そうだが、果たしてインテル行きは実現するのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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