イブラが4連覇を狙うPSGで抱くパイオニアの自負 「これから来るヤツは楽だ」
「歴史を作れることは分かっていた」
「ミランからやってきて、簡単な状況ではなかった。現状と比べて別の世界だった。ここにきた最初の人間で頂点に引き上げた。自分は歴史を作れると分かっていたんだ。それこそが自分の仕事で、今も続けているところだ。移籍や引退する時も、自分は椅子に座り、背もたれに体を委ねながら、自分はあのプロジェクトの一員だったんだと言える。すごく幸せなことだ」
オイルマネーで潤うPSGは、カリスマの加入後にブランド力もチーム力も上げ、今や欧州屈指の強豪となっている。そして自身のキャリアで手にしたことがない、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のトロフィー獲得を目指している。
「自分にはまだ優勝できる可能性がある。ここは偉大なチームだ。このクラブでCLを優勝することが夢だ。自分の目標の1つでもある。だが、実現しなくても、自分のキャリアは満ち足りている。ミュージアムも巨大だ」
絶大な自信が満ち溢れているエースは、CL優勝でパリでのイブラ伝説を完成させることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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