「久保の芸術性が雄弁に物語る」 マジョルカの今季序盤の戦いぶりにスペイン紙注目
チームの得点力不足を指摘 「1試合あたりのゴール数は1点台を下回り…」
日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは今季、7シーズンぶりのリーガ・エスパニョーラ1部を戦っている。第13節終了時点で勝ち点14の16位とシーズン当初予想された残留争いの渦中にいるなかで、久保らのプレーとここまでのマジョルカについてスペインの一般紙「エル・ムンド」が報じている。
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「マジョルカにとってのリーグ戦の最初の3分の1は、MFサルバ・セビージャ、FWラゴ・ジュニオール、そしてクボの芸術性に関しては雄弁に物語っている」
同紙はチーム内得点王タイ(3点)であるラゴ・ジュニオールと2得点を挙げて攻守の要となっているサルバ・セビージャとともに、第12節ビジャレアル戦でスペイン移籍後初ゴールを挙げ、チャンスメイクでも存在感を見せている久保の創造性についても注目している。
ただし「1試合あたりのゴール数は1点台を下回り、アウェーで奪ったゴールは2つだけ。決定機の少なさも目立ち、ホームで得た10ゴールのうち、PKが4ゴールを数えている」と、攻撃の形を作ったうえで奪ったゴールが少ないことについても言及している。
また久保については「ヴィニシウス(・ジュニオール)、ブラヒム(・ディアス)、(ボルハ・)マジョラル、ロドリゴ、(ルカ・)ヨビッチ、そして(マジョルカに所属経験のある)マルコ・アセンシオと同じく、首都クラブに保有権を残している」とあくまでレアル・マドリードの選手であることを強調している。
クラブ全体の人件費が3200万ユーロ(約38億円)とリーガ内では比較的小規模なクラブにあって、マジョルカは1部に生き残れるのか否かと同紙は注目している。レンタル移籍という立場だが、久保にかかる期待は間違いなく大きいようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)