マンU、“2010年代ベスト11”を地元紙が独自選出 「最高品質のゴールスコアラー」は?
ルーニーやギグスら往年の名選手が順当に選出
10年も経てば選手の顔ぶれが大きく変わり、チームのスタイルも様変わりするのはサッカークラブの通例だ。英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、過去10年間におけるマンチェスター・ユナイテッドのベストイレブンを独自選出。レジェンドの1人である元ウェールズ代表MFライアン・ギグスや「最高品質のゴールスコアラー」と表現された元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(D.C. ユナイテッド)などが選ばれている。
4-3-3システムを採用したなか、守護神に入ったのは「唯一可能な選択肢」であるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアだ。クラブで通算400試合出場に近づき、4つの主要トロフィーを手にした男は、8シーズンにわたってユナイテッドの守護神として君臨。文句なしの選出と言っていいだろう。
右サイドバックは「ピーク時にはユナイテッドの非常に重要な部分だった」と称されたエクアドル代表DFアントニオ・バレンシア(LDUキト)、左サイドバックには「ユナイテッドのためにプレーすることの本当の意味を理解していた」と評価された元フランス代表DFパトリス・エブラがメンバー入り。センターバック2枚には、「彼らが去ってからチームのCBに大きな問題が起きた」と形容されるほど圧倒的な存在感を見せていた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドと元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチが選ばれた。
中盤のセントラルハーフは3枚。アレックス・ファーガソン監督時代に冷静なゲームコントロールが光った元イングランド代表MFマイケル・キャリック、「世界クラスの選手」と表現されたフランス代表MFポール・ポグバ、そして「中盤に情熱、強さ、ゴールをもたらした」と絶賛されたスペイン代表MFアンデル・エレーラ(パリ・サンジェルマン)が選出されている。
FWは豪華な3人が顔を揃えた。ユナイテッドの最多得点記録者であり、「最高品質のゴールスコアラー」であるルーニー、「アレックス・ファーガソン監督の見事な腕前によって獲得した適切なストライカー」と称された元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー。そして、最後の1人は「左ウイングの場合、ライアン・ギグス以上を探す必要はない」とまで言わせた963試合出場のレジェンドであるギグスが名を連ねた。
近年、なかなか結果が出ていないユナイテッドだが、今回のベストイレブンを超えるような存在の出現に期待したいところである。