“空白の1カ月”を挟んで天皇杯が再開 J1浦和指揮官も嘆息の前代未聞の日程
来季加入内定の遠藤にも影響
同様にFC東京も準々決勝以降を戦いつつ、自分たちが優勝すればACLのグループステージから出場できる。しかし、浦和、広島、G大阪のいずれかが優勝した場合は出場権の繰り上がりにより2月9日にプレーオフを戦う。今年のACLをプレーオフからスタートした柏は昨季の天皇杯で早期敗退をしていたために大きな影響はなかったが、今季はスケジュールの弊害が来季に大きく影響することになりそうだ。
浦和はすでに来季の補強として湘南から日本代表MF遠藤航の獲得を発表しているが、遠藤は来年1月からのリオデジャネイロ五輪最終予選を戦うため、ほとんどオフがなく、チームへの合流が遅くなることも予想される。
「我々はまだ2015年を戦っていて、遠藤は16年からの選手だ。この大会中に新しい選手の話をするのは今いる選手たちにリスペクトを欠く。彼へのコメントは年が明けてから、まだ時間があるでしょう」
そう語るにとどめたペトロビッチ監督だが、年明け早々から日程で頭を悩ませることになるのは間違いなさそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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