EURO出場のスペイン代表、L・エンリケが指揮官復帰へ モレノ監督は涙の退任と現地紙報道

ルイス・エンリケがスペイン代表監督に復帰か【写真:Getty Images】
ルイス・エンリケがスペイン代表監督に復帰か【写真:Getty Images】

ルイス・エンリケ氏が半年ぶりの復帰、EUROに導いたモレノ監督はルーマニア戦後に涙で別れ

 来年の欧州選手権(EURO)出場を決めたスペイン代表が本戦に向けて、今年6月に退任していたルイス・エンリケ氏が指揮官へ復帰することになるとスペインメディアで報じられている。退任が確実となったロベルト・モレノ監督は現地時間18日に行われたルーマニア戦では選手たちに涙で別れを告げたという。

 エンリケ氏は今年6月に個人的な理由として詳細を明らかにしないまま、スペイン代表を辞任した。その後、9月には愛娘のシャナちゃんが骨肉腫によって亡くなったと公表された。

 娘の闘病を見守った指揮官は来年の欧州選手権本大会に向けて、再びスペイン代表に戻ってくることになりそうだ。スペイン紙「AS」によれば、スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長はこのタイミングでの監督交代を決断し、エンリケ氏に復帰をオファーしたという。半年ぶりの復帰へ近づいている。

 そして、エンリケ氏の後を継いで欧州選手権出場まで導いたモレノ監督だが、現地時間18日に行われた欧州選手権予選最終節のルーマニア戦の試合前には退任が伝えられていたという。スペインが5-0と快勝したが、指揮官は試合後の会見には出席せず、また選手たちには涙を見せながら別れを告げたという。現地時間19日12時半から記者会見が行われ、そこでモレノ監督の退任が正式に発表される見通しとなっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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