ドルトムント香川に朗報! 「ファンタスティック4」の一角を担う盟友が契約延長へ

移籍も噂されたムヒタリアンが現行契約を延長する見通しに

 ドルトムントが、「ファンタスティック4」の一角を担うアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンと、契約延長間近になっているようだ。ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールへの移籍も噂された万能アタッカーだが、年明けには2017年までとなっている現行契約を延長する見通しになったようだ。ドイツ地元紙「ビルト」が報じている。

 ドルトムントの主力選手ではムヒタリアンをはじめ、主将DFマッツ・フンメルス、MFイルカイ・ギュンドアン、MFスベン・ベンダー、DFウカシュ・ピシュチェク、MFモリッツ・ライトナーの6選手が、2017年6月末で契約満了を迎える。そのため、ミヒャエル・ツォルクSDもそれぞれの選手の慰留に向けて交渉を開始すると見られているが、その中で最初に新契約を果たすのは5年連続アルメニア最優秀選手となったムヒタリアンになりそうだ。

 “ミキ”の愛称を持つ攻撃的MFは、今季ここまで6得点11アシストを記録。得点数はすでに昨季から倍増し、アシストでもバイエルン・ミュンヘンのMFドウグラス・コスタ(12アシスト)に次ぐ数字を残している。日本代表MF香川真司、ドイツ代表MFマルコ・ロイス、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンと共に「ファンタスティック4」と称される攻撃ユニットの一翼を担う男の契約延長は、ドルトムントにとっても朗報となるだろう。

 昨季までドルトムントを率いていたリバプールのクロップ監督は、ムヒタリアンを「世界で最も才能ある選手」と絶賛し、イングランドへの移籍も噂された。しかし、トーマス・トゥヘル監督がムヒタリアンの残留を臨んだことで、今季もドルトムントの一員としてプレー。そして2013年の加入以来最高とも言える活躍ぶりを見せ、前半戦の戦いを終えた。本人も自身のパフォーマンスに手応えを感じていると伝えられている。年明け早々にも交渉は完了し、新契約にサインする運びとなりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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