堂安律&久保建英の“黄金コンビ”が生きる道は? レフティー共存に見えた意外な“収穫”

堂安(左)と久保はコロンビア戦に同時先発した【写真:浦正弘】
堂安(左)と久保はコロンビア戦に同時先発した【写真:浦正弘】

久保との連係に堂安は「ポジティブな材料」

 森保一監督率いるU-22日本代表は17日、国際親善試合のU-22コロンビア代表戦(広島)に臨み、0-2で完敗した。A代表のMF堂安律(PSV)とMF久保建英(マジョルカ)の“黄金コンビ”が初の同時先発。立ち上がりは3-4-2-1システムの2シャドーに入ったが、攻撃の形がなかなか作れずにゴールを割ることはできなかった。来年開催される東京五輪に向けて多くの課題が残る結果となったなかで、ダブルエース候補の“黄金コンビ”が生きる道を探る。

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 東京五輪に向けて厳しい結果が突き付けられたコロンビア戦。堂安と久保にとっても、歯がゆい思いをする一戦となってしまった。シャドーの2人になかなか良い形でボールが入らず、個人技に頼らざるを得なかった。だが、前半17分には2人のワンツーで一気にチャンスメイク。前半終了間際からは左右を入れ替えながら状況打開を試みた。

 A代表でともにプレーしている堂安と久保だが、この日が年代別代表を含めても初めての同時先発だった。14日に行われたサンフレッチェ広島との練習試合にも堂安はコンディション調整のため出場せず、2人の連係を高めることはできなかった。翌15日の練習では、GKを含めた4対4で2人は同じチームに。狭いコートで感覚を合わせたものの、ほとんど“ぶっつけ本番”状態だった。

 難しい状況のなかで迎えた一戦でも、“黄金コンビ”で崩す場面は見られた。だからこそ、堂安は「個人的にビッグチャンスらしいビッグチャンスはなかったけど、そのなかでもポジティブな材料は建英との連係も含めて見えた」と、2人のコンビネーションについては手応えとして感じていた。

 左利きのアタッカー2人で、堂安は右、久保は左を務めた。堂安は「(やり辛さは)なかったですね、全く。そういうのもあるのかなと思って入りましたけど、全然なかった」とキッパリ。「むしろ、(三好)康児くんが入った時に全員左利きの2列目になったけど、感覚が合う。あともう少しファーストタッチが合えばというシーンも多かった」とも振り返った。

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