ブラジル代表主将、メッシの“影響力”を批判 「審判をコントロールしようとする」
T・シウバがメッシの審判委たいして働きかける行為を批判
ブラジル代表DFチアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)は、現地時間15日の国際親善試合アルゼンチン戦で対戦した相手エースのFWリオネル・メッシ(バルセロナ)について、「審判をコントロールしようとする」と批判の言葉を残した。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
ブラジル対アルゼンチンの因縁の対決は、メッシが前半13分に決勝ゴールを決めてアルゼンチンが1-0の勝利を収めた。そのなかで、主将のシウバが批判したのは、メッシが試合中に審判に対して働きかける行為についてだった。
「彼は審判と議論し、笑った。彼は常に審判にファウルの判定への影響を与えようとし、常にこのように振る舞う。スペインでも同じようにプレーする。審判の決定をコントロールし、影響を与えようと試みる。(UEFA)チャンピオンズリーグでは審判はより厳しく、より決意が固いので、この可能性はない。しかし、メッシへの称賛の気持ちで判定を変化させる審判がいる」
メッシが自らの「顔」を利用して審判団の判定に影響を与えようとする行為に不快感を示したシウバ。現在はパリ・サンジェルマンでプレーするが、欧州最高峰の大会であり、審判もトップクラスが揃うチャンピオンズリーグでの対戦時とは違ったものを感じたようだ。
また、メッシは試合中にブラジル代表のチッチ監督に口元に指を立てる、いわゆる「黙っていろ」のポーズを見せた。これについてもシウバは「年上の人間に自分がそのようなことをすることはない。どれほどのライバル関係があっても、教育された振る舞いを最優先に考えなければならない」と、いわゆる“不教養”な行為だと批判した。
ブラジルとアルゼンチンは歴史上でも強烈なライバル関係があり、そのなかで最終ラインの中心であるシウバとエースのメッシという常に勝敗を争い場所でマッチアップする関係だけに、ピッチ外でも舌鋒鋭い批判になったようだ。