U-22代表“デビュー”の堂安律、東京五輪に向けて感じた課題は? 「もっと『俺にくれよ』と…」

課題は“球際の攻防” 「そこはチーム全員持つべきところ」

「一番は戦術面以外のところで、球際で負けすぎている。誰かがやってくれるだろうとか、誰かが守ってくれるだろうとか、そういうふうに見えた。自分も全然体張るシーンが少なかった。そこはチーム全員持つべきところ。やっぱり初めての日本での試合で、少なからずプレッシャーもあったと思う。消極的に見えた試合でしたし、全体がボールを受けるのを怖がっているシーンも多かった。もっと『俺にくれよ』というシーンがいろんなポジションでもっとあったほうがいいのかなと思います」

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 A代表の主力だからこそ、見えてきたものもあった。ワールドカップにも出場し、世界の強豪とわたり合っているDF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)。同じ東京五輪世代のDF冨安健洋(ボローニャ)との“違い”を五輪世代でも埋めなくてはいけない。

「A代表はシュートブロックで(吉田)麻也くんとか冨安(健洋)とか、ボールを体に当ててブロックするのが上手い。僕の後ろには(酒井)宏樹くんもいて、体がボロボロになっても何かしら僕に預けてくれるシーンも多かった。それを言うだけじゃなくて僕もしなくちゃいけない。そこは課題を感じています」

 試合後、森保監督は選手たちに改めて「金メダル獲得が目標」だと伝えたという。目標達成に近づくためには、クリアすべき点は多くある。だが、それを乗り越えてこそ強くなる。課題が多く出たことこそが収穫ともいえる一戦となった。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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