リトアニア戦でハットトリック達成のロナウド、乱入者に対し粋な振る舞い

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（ユベントス）は現地時間14日、欧州選手権（EURO）予選第9節のリトアニア戦に先発出場し、ハットトリックを達成して6-0の圧勝に大きく貢献した。英紙は試合中の乱入者に対し、ロナウドが見せた“神対応”を「驚愕の瞬間」と取り上げている。

　前回大会王者のポルトガルは前半7分、ロナウドがペナルティーエリア内で倒されて得たPKを自ら決めて先制。同22分にも豪快なダイレクトシュートを突き刺し、早々にリードを広げた。さらにチームはゴールを重ね、5-0で迎えた後半20分、ゴール中央で受けたパスをロナウドが右足で叩き込み、ハットトリックを達成した。

　エースとして圧巻のパフォーマンスを披露したロナウドだが、英紙「ザ・サン」は試合中に生じたトラブルの際に見せた“神対応”に注目。ピッチにユベントスのユニフォームを着用した乱入者が侵入すると、一目散でロナウドのもとへ。警備員が慌てて駆け寄り追い出そうとするも、ロナウドは自然体でハグした後、乱入者のスマートフォンを手に取り、自撮りで2ショットを撮影する“神対応”を披露。乱入者は感動のあまり、涙を流しながらピッチを退いた。

　記事では「自撮りで試合中断の際、ロナウドが乱入者をピッチで号泣させた驚愕の瞬間を見よ」と見出しを打って報じ、「ロナウドはファンと自撮り撮影を行った際に、その乱入者を泣かせることになった」と説明している。ピッチへの乱入が報われるような事態はもちろん避けるべきことだが、あらゆる局面でも嫌な顔一つせずにファンサービスに応じる姿は、まさしくスーパースターそのものだった。