日本代表、W杯予選4試合を総括 招集全28人を査定…最もチームに貢献した“MVP”は?

怪我で離脱も、出場試合では存在感を示した【写真:Yukihito Taguchi】
怪我で離脱も、出場試合では存在感を示した【写真:Yukihito Taguchi】

DF陣は中央アジアでのアウェー環境に苦戦 長友はキルギス戦で攻撃の“ターゲット”に

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■長友佑都(ガラタサライ)=★★☆☆☆

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4試合(360分):1得点
ミャンマー戦:先発/90分
モンゴル戦:先発/90分/1得点
タジキスタン戦:先発/90分
キルギス戦:先発/90分

 モンゴル戦で10年ぶりのゴールを記録。全試合で左サイドに君臨してきた一方で、キルギス戦ではシステムのミスマッチも重なり、相手の徹底したロングボール攻撃のターゲットにされて苦しんだ。中島をカバーできるのは長友の経験があってこそだが、33歳の年齢を考えれば後継者探しを進めなければいけないだろう。

■冨安健洋(ボローニャ)=★★★☆☆

2試合(180分)
ミャンマー戦:先発/90分
モンゴル戦:先発/90分
タジキスタン戦:離脱
キルギス戦:未招集

 モンゴル戦の左太もも負傷で離脱。キルギス戦には復帰が間に合わなかった。しかし、代わりに出場した植田と比べても、現時点で守備時の対応やビルドアップ、さらには右サイドバックをこなせるユーティリティー性など総合力で上回っている。最終ラインに欠かせない選手になってきているのは間違いない。

■酒井宏樹(マルセイユ)=★★★☆☆

4試合(327分):3アシスト
ミャンマー戦:先発/90分
モンゴル戦:先発/57分/1アシスト
タジキスタン戦:先発/90分/2アシスト
キルギス戦:先発/90分

 クロスの精度が光り、タジキスタン戦では浅野のヘディング弾を演出するなど2ゴールに関与。森保体制下ではチームトップの5アシストを叩き出している。キルギス戦では上がる機会が限られたものの、アジアレベルでは球際でフィジカル負けするシーンもほとんどない。モンゴル戦では古傷の左足首を痛めて途中交代しており、適度に休ませながら起用したいところだ。

■吉田麻也(サウサンプトン)=★★★☆☆

4試合(360分):1得点
ミャンマー戦:先発/90分
モンゴル戦:先発/90分/1得点
タジキスタン戦:先発/90分
キルギス戦:先発/90分

 キャプテンとしてチームを牽引し、キルギス戦で史上8人目の通算100試合出場を達成。タジキスタン戦ではユニフォームを破られながらも、肉弾戦で相手をはね返し続けた。人工芝だったタジキスタン戦、ピッチ状態が悪かったキルギス戦では不安定なフィードが目につく場面があり、相手がより強くなる最終予選に向けては改善したいポイントだ。

■植田直通(セルクル・ブルージュ)=★★☆☆☆

2試合(180分)
ミャンマー戦:SUB
モンゴル戦:SUB
タジキスタン戦:先発/90分
キルギス戦:先発/90分

 冨安の代役として2試合連続でフル出場。対人と空中戦の強さは魅力だが、いずれの試合も中盤が安定しなかった影響もあり、後手に回った守備が多かった。キルギス戦では相手の切り返しやターンにあっさりとかわされており、冨安の座を脅かすには至っていない。

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