日本代表、W杯予選4試合を総括 招集全28人を査定…最もチームに貢献した“MVP”は?

森保ジャパンのW杯予選4試合の評価を総括【写真:Yukihito Taguchi】
森保ジャパンのW杯予選4試合の評価を総括【写真:Yukihito Taguchi】

GKは権田の独壇場 ファインセーブ連発で4試合連続クリーンシート

 森保一監督率いる日本代表は、14日に行われた敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選キルギス戦に2-0で勝利した。13得点・0失点での4連勝は、現行のホーム&アウェー方式になった2006年ドイツW杯予選以降の予選開幕4試合を見てみると、数字上は最高の出来と言っていい。ここでは、W杯アジア2次予選4試合に招集された全28選手を6段階評価(★★★★★/出場ゼロ=評価なし)で査定した。

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<GK>
■権田修一(ポルティモネンセ)=★★★★★

4試合(360分):0失点
ミャンマー戦:先発/90分/0失点
モンゴル戦:先発/90分/0失点
タジキスタン戦:先発/90分/0失点
キルギス戦:先発/90分/0失点

 全試合でゴールを守り、いずれもクリーンシート。所属クラブで出場機会に恵まれないなか、タジキスタン戦では味方のボールロストからのカウンターを体を張って防ぎ、キルギス戦でも2度のスーパーセーブを披露した。いずれの試合もピンチをしのいだ後に得点が生まれており、権田の最後の砦としての働きがなければ勝利はなかったかもしれない。よほどのミスや故障がない限り、正守護神としての座は揺らがなそうだ。

■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)=評価なし

0試合(0分):0失点
ミャンマー戦:SUB
モンゴル戦:SUB
タジキスタン戦:SUB
キルギス戦:SUB

 出場予定だった9月の親善試合パラグアイ戦を右足かかとの打撲で欠場後、チャンスは巡ってきていない。197センチの長身を生かしたハイボールの処理や足元の技術など、権田とは違ったストロングポイントを持つが、10月のタジキスタン戦前に「ゴンちゃんはずっと無失点だし、代える理由もないと思う」と語ったように、現状では割って入る隙がない。

■川島永嗣(ストラスブール)=評価なし

0試合(0分):0失点
ミャンマー戦:SUB
モンゴル戦:SUB
タジキスタン戦:SUB
キルギス戦:SUB

 今年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)でロシアW杯以来の代表復帰。以降全シリーズに招集されているが、所属クラブでリーグ戦に出場していないこともあり、ここまでW杯予選ではピッチに立つ機会に恵まれてない。もっとも、その状況にも決して腐らず、常に100%で練習に取り組む姿勢は、通算90試合出場の経験とともに、チームに好影響をもたらすはずだ。

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