チェルシーがドログバの復帰交渉を開始 モントリオール側が事実を認める

ヒディンク氏が熱望 コーチとしての入閣も

 今季15位に低迷するチェルシーが、強豪再建のため、昨季終了後にMLSモントリオール・インパクトに移籍したレジェンド、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバとの復帰交渉に突入したことが明らかになった。モントリオールが公式ツイッターで復帰交渉の事実を明らかにしている。

「我々は現在、ドログバとチェルシーFCとコンタクトを取っている。2016年シーズンに彼を戻すために全力を尽くしている。我々は彼の以前のクラブでの達成と、彼らを救いたいという情熱を理解している。我々は彼に配慮するつもりだが、目的は契約通りにもう1年プレーしてもらうこと。現状は我々のコントロール下を離れている」

 スタンフォード・ブリッジで9年間プレーした英雄の現状をレポートしている。ドログバはジョゼ・モウリーニョ前監督解任後の初戦サンダーランド戦を、本拠地の貴賓席で観戦。ロマン・アブラモビッチ会長、フース・ヒディンク新監督の隣に陣取った。ヒディンク新監督も「公式な手続きについては分からないが、心の底から公言できることはインパクトをもたらす選手はクラブの鍵になるということだ」と語っている。

 ドログバはヒディンク新政権のコーチとなるのか、それとも選手兼スタッフとなるのか。モウリーニョ前監督との反目も伝えられた選手たちを再び一丸とさせるためにも、ドログバ復帰は強豪復活への重要な鍵となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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