「また無観客?」 韓国、2戦連続の“異例措置”に母国メディアも驚愕「選手たちも唖然」
韓国はレバノンと0-0のドロー 試合直前に無観客試合となる異例の事態
韓国代表は現地時間14日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選2次予選第4節でレバノン代表と対戦し、敵地で0-0と引き分けた。この一戦では、試合直前に無観客試合を実施することが発表される異例の措置が施されたが、韓国メディアは「また無観客? 2連続の事件に選手たちも唖然」と見出しを打って報じている。
予選第3節で北朝鮮と対戦した韓国だったが、敵地で行われた“南北対決”は韓国での生中継や報道陣を完全にシャットアウトした徹底的な措置が施され、アナウンスのない無観客試合が実施されたことから、大きな波紋を呼び、試合もスコアレスドローで終えていた。
レバノン戦もアウェーでの一戦となったが、先月から政府の経済対策に対する抗議運動が激化していたことから、安全面を踏まえ、試合直前に無観客試合とする決断が下された。韓国にとっては2試合連続で無観客試合を強いられる異例の事態となった。
これを受け、韓国メディア「newsis」は「また無観客? 2連続の事件に選手たちも唖然」と見出しを打って報じ、「一生に一度の経験が立て続いたことで選手たちは驚きを隠せなかった」と取り上げている。また、「代表関係者の報告によると、『選手たちに試合開催の状況を伝えた時に、え?また?という反応だった』とのことだ」と説明している。
「4万9500席を誇るスタンドが空っぽで、選手間の対話とベンチでの戦術指示が響き渡るほどの静けさだった」と綴り、異様な状況を伝えていた。韓国にとっては2試合続けてのスコアレスドローと勝ち点を落とす手痛い結果となったが、連続で無観客試合という異例の措置に巻き込まれる立場も多少なり影響したのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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