「簡単ではなかった」 “ターゲット”にされた長友、サイドの対応に手を焼いた真相は?
キルギスが浮き球のロングボールを使って長友の背後を徹底的に攻撃
森保一監督率いる日本代表は、14日に行われた敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選キルギス戦で2-0と勝利した。歴代2位となるA代表通算122試合目の出場となったDF長友佑都(ガラタサライ)は、キルギスにロングボールで背後のスペースを突かれて対応に奔走。中を絞りながらサイドへのマークを強いられ、「簡単ではなかった」と語った。
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3-6-1気味の布陣でスタートしたキルギスは、序盤から右サイドから果敢に攻撃。特にキャプテンのDFバレリー・キチンが対角線に浮き球のロングフィードを送り、右サイドのDFビクトル・マイヤーが攻め込む形で長友の背後を徹底的に使われた。
前半32分にはMF遠藤航(シュツットガルト)が抜かれてピンチを招くも、GK権田修一(ポルティモネンセ)のファインセーブでなんとか失点を回避。その後、同39分にMF南野拓実(ザルツブルク)が相手GKに倒されて獲得したPKを自ら決めて先制したが、日本はボールロストからのカウンター、大きなサイドチェンジから長友のサイドを狙われ、後半8分にMF原口元気(ハノーファー)が直接FK弾で追加点を挙げた後も苦しめられた。
キルギスのアレクサンデル・クレスティニン監督は前日会見で「どんなチームでも弱点はある」と公言。日本戦に向けて戦略を匂わせていたが、この日の戦い方からすれば長友のサイドを狙うことがゲームプランだったと言っていい。しかし、長友はマイヤーのマークだけに専念できない状況だったと明かす。
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