ショック療法も低迷の名門ミラン、現地メディア警告 「最悪の場合は降格圏で冬を迎える」
10月に監督交代で再スタートを切ったミラン、振るわない成績に伊メディアが反応
イタリア・セリエAの名門ACミランは数年にわたって低迷しているが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「最悪の場合は降格圏で冬を迎える」と警告を発している。
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ミランは今季開幕前に、昨季までサンプドリアを率いたマルコ・ジャンパオロ監督を招へいしてシーズンをスタートしたが、リーグ開幕から3勝4敗となった10月のインターナショナル・マッチウィーク中に解任。後任にステファノ・ピオリ監督を据えて再スタートを切った。
しかし、同メディアのスエファノ・アグレスティ記者は「ピオリ監督を採点するなら4点だ」として、成績が振るわない現状をレポートしている。
「ユベントス戦(第12節)でミランは酷い試合をしたわけではないが、結果は負けた。それはラツィオ戦(第11節)、ローマ戦(第9節)も同じことだ。4試合で得た勝ち点は5でしかない。その歩みは数字のうえで非常に厳しいものだ。そして、この後の対戦日程も危険なものになっている。最悪の場合、降格圏で冬を迎えることになる」
アグレスティ記者が指摘した日程に関しては、年内に控える今後の5試合に強豪ナポリと今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場のアタランタとの試合が組みこまれている。また、最終的には中位フィニッシュが予想されるパルマとボローニャとの対戦はアウェーゲームであり、ホームのサッスオーロ戦を含めた5試合で勝ち点を積みあげるのは簡単ではないと見ている。
ミランは現在勝ち点13の14位だが降格圏になる18位以下の3チーム、勝ち点9のサンプドリア、勝ち点8のSPAL、勝ち点7のブレシアの3チームとは、勝ち点6差以内の「2試合圏内」に入っている。
冬の移籍市場での緊急補強も噂されるミランだが、今季の成績は順位表の下半分にいることが当たり前になりつつある。監督交代というショック療法も機能しなかった名門は、まさかのセリエA残留争いというシーズンを送ってしまうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)