日本代表がW杯予選開幕から“無失点4連勝” 南野PK、原口FK弾…敵地でキルギスを2-0撃破

日本代表MF伊東純也【写真:AP】
日本代表MF伊東純也【写真:AP】

南野は“カズ超え”のW杯開幕4戦連発 前後半1ゴールずつを決め“首位決戦”制す

 日本代表は14日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の敵地キルギス戦に臨み、前後半にそれぞれ1点ずつを奪って2-0で勝利。W杯予選開幕から無失点で4連勝とした。

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 日本はキルギスと昨年11月の国際親善試合で戦った際には4-0で勝利したが、この2次予選F組の首位通過を争ううえでは現在2位のライバルとの直接対決となった。その試合で森保一監督は右サイドにMF伊東純也、左サイドにMF原口元気を起用し、MF中島翔哉をベンチスタートとした。

 立ち上がりから荒れた部分が目立つピッチながら、両者がパスをつないで攻撃を組み立てる意図を見せたことで、中盤では激しい潰し合いも見られる展開になった。そのなかで日本は前半14分、右サイドからのクロスをゴール正面でMF南野拓実がヘディングで狙ったが、ややボールが高くゴール枠に抑え込むことはできなかった。さらに南野は同18分、ゴール正面で対峙した相手DFをドリブルで外すと相手GKと1対1になったものの、コースを狙ったシュートはセーブされた。

 逆に同31分にはキルギスが左サイドから切り崩し、MF遠藤航をかわして出したラストパスをゴール前でシュートにつなげる決定機を作られたが、GK権田修一が正面に飛んできたボールを弾き出して事なきを得た。

 そのまま前半終了かと思われた同41分、日本はスルーパスに抜け出した南野が相手GKに倒されて獲得したPKを自ら決めて先制。W杯予選で開幕4戦連続のゴールとなり、これまでFW三浦知良が保持していた3試合連続を超え、代表戦でも5戦連続ゴールとして1-0のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても両者が攻撃的な姿勢を維持するなか、日本は遠藤の突破によりゴール正面でのフリーキックを獲得。ここでキッカーを務めた原口は、壁を越えてゴール左に直接吸い込まれる鮮やかな直接シュートを決め、同8分に2-0とリードを広げた。原口はキルギス戦では2018年11月の前回対戦に続く直接FKでのゴールになった。

 1点を追うキルギスも攻撃の姿勢は失わず、同23分には自陣で南野がボールを失ったところからショートカウンター。右サイドを切り崩し、中央へのラストパスを受けたFWミルラン・ムルザエフにゴール正面からシュートを放たれたが、足下に飛んだボールを権田が足で弾き出して日本は失点を免れた。

 森保監督は同33分に伊東と遠藤に代えて中島とMF山口蛍を投入。中盤にフレッシュな選手を投入したものの、その後にスコアが動くことはなく、このまま2-0で日本が勝利した。

 日本はこれで全8試合の2次予選の前半戦を無失点での4連勝で終了。3月の2試合で連勝すれば、その時点で1位での突破を決める可能性も生まれてきた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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