レジェンド澤の最後の授業 なでしこ主将の後継者候補が語る「予測と準備」の秀逸さ
充実の1年を終えてリオ五輪最終予選へ
2015年は川村にとっても飛躍の1年だった。女子ワールドカップ・カナダ大会のメンバーに選出され、世界2位のチームの一員になった。8月に若手中心のメンバーで臨んだ東アジアカップでは、キャプテンマークを巻いた。澤がピッチを去る今、後継者として期待を集めている一人だ。
「澤さんと代表で一緒にプレーできたことは、一生の思い出になります。練習に取り組む姿勢など、学ぶものがたくさんありました。自分にとってもすごく充実していた1年でした」
来年2月には、リオデジャネイロ五輪のアジア最終予選もある。「来年はもっといい成績を残したいですし、リオの予選にも選ばれたいし、絡んでいきたいです」と意欲を語っている。日本女子サッカーが生んだ偉大な先輩の背中は大きくて遠いが、今季リーグで2位と躍進した仙台の中心選手として、川村もレジェンド澤の背中を追いかけている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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