14位低迷のミラン 深刻な“得点力不足”解消へ、19歳イタリア代表FW獲得に照準か
冬の移籍市場でエバートンFWキーンの獲得に動くと伊メディア報道
セリエA第12節を終えて14位に低迷する名門ACミランが、冬の移籍市場でイタリアの若きストライカーをイングランドから再上陸させるプランがあるという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ターゲットとなっているのは、イングランド・プレミアリーグのエバートンに所属するイタリア代表FWモイーズ・キーンだという。2000年生まれで19歳のキーンは、昨季までユベントスでプレーしていたが、出場機会を求める思いもあり今夏にイングランドへ移籍した。移籍金2750万ユーロ(約33億円)にボーナスをプラスする条件でイングランドに旅立ったキーンだが、最近はベンチを温めることが増えている。
キーンの代理人はイタリアで剛腕として知られるミノ・ライオラ氏であり、ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマの代理人でもあることから関わりの深い存在だ。すでにライオラ氏とは、ミラン側のパオロ・マルディーニ氏とズボニミール・ボバン氏がキーンの獲得に向けて話し合いを持ったとしている。
一方でエバートンはキーンを期限付きで放出する意思はなく、焦点はミランが完全移籍で買い取るだけの金額を用意できるかによるとしている。ミランは今冬の移籍市場でかつてのエース、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを獲得する可能性が報じられているが、一方でイヴァン・ガジディスCEOは若返りを図るチーム構成の実現という意味で難色を示していると報じられていた。
14位と低迷する一因に、試合数(12)よりも少ない11得点という攻撃力の乏しさが指摘される。若返りと得点力不足の解決に最適と見られるキーンの獲得だが、ミランはイタリア再上陸を今冬に成功させることができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)