神戸FWビジャ、現役引退を盟友らが惜しむ シャビ「同じ時を過ごしてくれてありがとう」
シャビ監督やS・ラモスが公式インスタグラムを更新し惜別の言葉を贈る
ヴィッセル神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャは13日、記者会見を開き、今季限りで現役を引退すると発表した。日本時間の午後2時に発表され、SNS上では盟友たちから惜別の言葉が贈られている。
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ビジャはバルセロナやアトレチコ・マドリードなどリーガ・エスパニョーラの強豪クラブで活躍。オーストラリアのメルボルン・シティを経て2015年からはMLSのニューヨーク・シティでプレーした。スペイン代表としても欧州選手権(EURO)2008、同国が初制覇した2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で得点王を獲得するなど世界的ストライカーとして君臨。今季、MFアンドレス・イニエスタが在籍する神戸へと加入し、ここまで初挑戦のJリーグで得点ランク5位につける26試合12ゴールを挙げているなか、引退を決断した。
バルセロナのレジェンドで、アル・サッドを指揮する元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス監督は公式インスタグラムを更新。ビジャが在籍した2010年から13年までともにプレーし、リーガやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝など多くのタイトルを獲得した。
シャビ監督はビジャとのバルサ時代の2ショットを投稿。ピッチを駆ける2人の写真に添えて「そばにいてくれて本当に嬉しかった。君の素晴らしいキャリアと人としての価値に賛辞を贈ります。友よ、誇りです。同じ時を過ごしてくれてありがとう! キャリア最後の年となるのはとても寂しい。でも、新しいステージでの幸運を祈るし、素敵な家族と楽しんで」と綴っている。
また、2010年のW杯優勝メンバーだったレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは航空機の中で記念品を持って2人で通路を楽しく移動する動画を投稿。「スパイクを脱いでも思い出は絶対になくならない。思い出は永遠」と振り返っている。
盟友たちに惜しまれながら引退するビジャは、21年から米メジャーリーグサッカー(MLS)2部相当に参入するクイーンズボロFCのオーナーに就任することが決定。ニューヨークのクイーンズ地区を拠点とする新クラブを所有するなどして、セカンドキャリアを歩んで行く。