絶好調のベンゼマ、フランス代表へ復帰“待望論”に熱 4年前の不祥事から追放状態
リーガで8ゴール中…ジダン監督も太鼓判「間違いなくフランス代表の一員になるべき」
レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマは2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラでここまで9ゴールを挙げており、ピチーチ(得点王)争いでトップに立っている。31歳で円熟期に入ったストライカーだが、ここ4年間は自らのスキャンダルによってフランス代表から“追放状態”にある。しかしここにきてベンゼマ代表復帰論が熱を帯び始めているようだ。スペイン紙「AS」が伝えている。
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ベンゼマがフランス代表で最後にプレーしたのは2015年10月8日、4-0で勝利したアルメニア戦だった。そのタイミングでリヨンのMFマシュー・ヴァルブエナへのセックステープ恐喝事件が起き、フランス警察に逮捕された。
これを受けてフランスサッカー連盟は無期限での代表活動停止処分を下した。2016年の欧州選手権(EURO)直前に代表復帰を果たすかと見られたものの、当時のレアルでのパフォーマンスが悪く、またチームの輪を重視したため未招集。その後はFWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)らの台頭もあって声がかかることはなかった。
しかし今季はバルサに移籍したグリーズマンが本来の能力を発揮できておらず、フランス代表通算81試合27ゴールの実績を持つベンゼマを復帰させてもいいのではないかという説が持ち上がっている。それはフランス紙「レキップ」でのアンケートでも明らかで、今季序盤戦の時点でベンゼマが最高のフランス人ストライカーであるかを問うと、73パーセントから「そうだ」との評価を得ている。
この流れを後押しするのは、レアルのジネディーヌ・ジダン監督だ。「サッカー面から見て彼は最高だし、間違いなくフランス代表の一員になるべきと思う。自分の職務を超えているとは思うが、彼は招集されるべき存在だ」とまで言わしめている。31歳でキャリアの円熟期を迎えつつあるベンゼマ。果たして「レ・ブルー」のユニフォームに再び袖を通す日は来るのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)