長谷部同僚のポルトガル代表FW、C・ロナウドの“質問集中”に呆れ 「僕は医者じゃない」

パシエンシア(左)にはロナウドに関する質問が集中した【写真:Getty Images】
パシエンシア(左)にはロナウドに関する質問が集中した【写真:Getty Images】

ポルトガル代表としてEURO予選に臨むFWパシエンシアは会見に臨むも…

 元日本代表MF長谷部誠とブンデスリーガのフランクフルトで同僚のFWゴンサロ・パシエンシアは、ポルトガル代表に招集され、記者会見に臨んだ。だが、現地時間14日に行われる欧州選手権(EURO)リトアニア戦に向けた会見では同代表のFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)の状態についてばかり質問され、「僕は医者じゃないからね」と話したようだ。ポルトガル紙「ア・ボラ」が報じている。

 パシエンシアは2017年の秋に、ロナウドらの主力を招集しなかった国際親善試合アメリカ戦(1-1)で途中出場し、代表デビューをしている。しかし、昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)の大舞台には手が届かず、今回2020年のEUROに向けた予選でチャンスを得た。

 そのパシエンシアだが、臨んだ記者会見での質問はロナウドのことばかりだったようだ。ロナウドは所属のユベントスで戦った10日のACミラン戦(1-0)で途中交代を命じられ、不満を露わにし、話題を呼んだ。また、膝に負傷があることもユベントスのマウリツィオ・サッリ監督らの言葉から明らかになっている。そのため、ポルトガルメディアの注目はロナウドに集まった。

 そうしたなかでパシエンシアは「残念ながら僕は医者じゃないからね。ここに来るということは、プレーできるということなんだろう。まあ、いつか医者になるのも良いと思うよ。ただ、そんな多くの時間はないのだけどね」と、あきれ気味の応対。

 また、それでもロナウドと何か会話をしたのかを問われただけに、パシエンシアは「僕が到着したのは昨日の夜で、挨拶をしただけ。そして、僕にとって彼と会うのは初めてのことだから、そういうことは尋ねないよ。彼は世界で最高の選手だし、来るということは100パーセントということなんだろう」と、辟易した感を隠さなかった。

 スーパースターが中心のチームにありがちな状況ではあるが、パシエンシアはプレーでその注目を自らに集めることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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