「欧州に行って成長できている」 “カズ超え”を狙う南野拓実、ゴール量産の秘訣とは?
現体制でチーム1位の10点を記録 キルギス戦でW杯予選開幕から4戦連続ゴールなるか
森保一監督率いる日本代表は、14日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でキルギス(FIFAランキング94位)と敵地で対戦する。新体制発足後、チームトップの10ゴールを記録しているMF南野拓実(ザルツブルク)は、1993年にカズこと元日本代表FW三浦知良(横浜FC)を抜くW杯予選開幕から4試合連続ゴールの新記録が懸かるが、「ボックス内でのポジション取り」を自身の成長の一つに挙げた。
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南野は2018年9月の森保ジャパン初陣以降、トップ下のレギュラーに君臨し、MF中島翔哉(ポルト)、MF堂安律(PSV)と構成する2列目トリオで攻撃を牽引してきた。10月の敵地タジキスタン戦(2-0)では、1トップに回った後半に2得点をマーク。W杯予選開幕から3試合連続ゴールを挙げるとともに、現体制での得点数も「10」と二桁に乗せた。3戦連続のヘディング弾を含め、ワンタッチでのフィニッシュが実を結んでいるが、ゴールの内容は自身も手ごたえを感じている部分だという。
「ボックス内でのポジション取りとかそこでのこだわりは、ヨーロッパに行って成長できている部分。(アジアでの戦いは)僕らがボールを握って試合する展開が多いなかで、必然的にボックスの近くでプレーすることは増える。ザルツブルクでは、例えば前回のモンゴル戦のようにあんなにクロスが上がる試合は少ないし、自分がボックス内でしっかり相手と駆け引きできるというのもあまりなかった。チームでプレーする時よりもゴール前で顔を出す回数は意識しているし、逆に自分が前で起点になってチームの攻撃のスイッチにもならないといけない」
南野は19日に行われるキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(吹田)には同行せず、12月のE-1選手権も国際Aマッチウィーク期間ではないため、キルギス戦が2019年の代表ラストゲームになる。カズを抜くW杯予選開幕から4試合連続ゴールの新記録が懸かるが、「あまり記録がどうとか考えないようにしたい」といつも通り冷静なスタンスは崩さない。
「やっぱり勝って終わりたいし、次(キルギス戦)は予選突破を大きく引き寄せる勝利になると思う。結果にこだわっていつも通りプレーしたい」
UEFAチャンピオンズリーグでイングランドの強豪リバプール相手にゴールを決めるなど、大きな成長曲線を描いた2019年。キルギス戦で勝利とゴール新記録の両方を手にし、有終の美を飾りたい。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)