「世界歴代ユニフォームランキングTOP50」を英誌選出 Jリーグから3着がランクイン
英誌が独断でお気に入りのデザインをセレクトしランキング化
2020年の東京五輪でも着用する日本代表の新しいユニフォームが6日に発表され、大きな話題を呼んでいる。これまでにも代表チーム、クラブチームを問わず、様々なデザインのユニフォームが発表されたが、お気に入りのデザインは人それぞれだろう。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、「ザ・フットボール・シャツ・ブック」と共同で、これまでのユニフォームの中からお気に入りの50着を厳選してランキング化している。
同誌はランキング化するにあたって「主観的であり、評価は難しい」と前置きし、選定者による独断で50着を選んだことを告げている。また、「ザ・フットボール・シャツ・ブック」の著者であるニール・ハード氏は、「デザインだけでなく、それ以上のものに喜びを感じるようになる」と、共有できるような思い出などが要素として加わることでお気に入りの一枚になると説明している。
厳選された50着の中には、日本人にも馴染み深いものもいくつか選ばれていた。Jリーグからは3チームが選ばれており、50位に1996シーズンに着用されたガンバ大阪のホームユニフォームが選ばれている。選考理由としてはJリーグの活気を挙げ、「稲妻をモチーフとしたクレッシェンド柄が電撃的」と称えている。
そして、27位には1994年シーズンに着用された名古屋グランパスエイトのホーム用が選ばれている。このユニフォームに関しては、現在テレビを中心に解説者を務める元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、キャリアを終わらせたことで有名になったと説明している。
もう1チームは、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)時代のユニフォームが選ばれ、17位にランクインしている。アメリカのロックバンドであるグレイトフル・デッドのアルバム「アンセム・オブ・ザ・サン」のジャケットのようにサイケデリックなデザインを理由に挙げている。
その他に馴染み深いものとして、日本企業が胸スポンサーになっていた時のユニフォームも選ばれている。例えば、1996-97シーズンのフィオレンティーナは、胸に「任天堂」を掲げて戦っていた。アウェー用のユニフォームには任天堂の代表的なキャラクターである「マリオ」がプリントされていて、それが23位に選出されている。選出理由にも、「スーパーマリオが関わっているためボーナスポイントが加算された」と説明している。同様に、ブラザー工業が胸スポンサーを務めていた1988年から1990年にかけてのマンチェスター・シティのアウェー用が19位に選ばれている。