「必要な時がくる」 原口元気、右サイドでの出場&巻き返しに意欲「証明するだけ」
堂安と久保が不在のため、現体制で左サイドが主戦場の原口が右に回る可能性も
森保一監督率いる日本代表は、14日(現地17時15分/日本時間20時15分)にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の敵地キルギス戦に臨む。今遠征にはこれまで右サイドハーフで起用されてきたMF堂安律(PSV)、MF久保建英(マジョルカ)がU-22日本代表の活動に回ったため不在。MF伊東純也(へンク)だけでなく、ロシアW杯経験者のMF原口元気(ハノーファー)も選択肢となるが、「必要な時がくるので、その時に証明するだけ」と静かに決意を語った。
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森保ジャパンでは2018年9月の初陣以降、MF中島翔哉(ポルト)、MF南野拓実(ザルツブルク)、堂安の“三銃士”が2列目のファーストチョイスとして固定され、個の打開力をベースとしつつ、コンビネーションを磨いてきた。
さらに、今年6月に18歳の久保が代表デビューを飾り、コパ・アメリカ(南米選手権)を含めて持ち前のテクニックで存在感を発揮。10月10日に行われたカタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(6-0)では、先発出場した伊東が3アシストの大活躍で、右サイドハーフで“アンタッチャブル”な存在だった堂安を猛追するアピールを見せている。
そのなかでロシアW杯経験者の原口は、中島が負傷離脱したアジアカップこそスタメンを務めたが、現状では左サイドの2番手。豊富な運動量を生かした守備での働きも求められ、勝負所で“クローザー”として起用される試合が多い。しかし、今回は堂安と久保がU-22代表活動で不在のため、右サイドのアタッカーは伊東しかない。
ロシアW杯では右サイドハーフのレギュラーを張り、同予選でも4試合連続ゴールを決めた原口もキルギス戦のスタメン候補の1人だろう。所属するドイツ2部ハノーファーでは、成績不振でミルコ・スロムカ監督が電撃解任。アシフ・サリッチ・アシスタントコーチが暫定的に指揮を執った10日の第13節ハイデンハイム戦で5試合ぶりにフル出場したが、ベンチスタートの試合が増える厳しい状況にある。