「すごく好き」 元バルサMFサンペール、母国スペインに推薦したいJリーガーは?
今季神戸に加入 Jリーグを戦って感じた「日本人選手がスペインで成功する条件」とは?
これまで多くの日本人プレーヤーが、“情熱の国”スペインのトップリーグに挑んできた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本人選手として初めてスペイン1部リーガ・エスパニョーラの公式戦に出場した城彰二氏(元バジャドリード)のほか、現在ではスペイン1部でMF乾貴士(エイバル)とMF久保建英(マジョルカ)、スペイン2部ではMF香川真司(サラゴサ)、MF柴崎岳(デポルティボ)、FW岡崎慎司(ウエスカ)らがプレー。バルセロナの育成組織から一貫して育ち、今年J1リーグのヴィッセル神戸に加入したセルジ・サンペールもまた、住み慣れた母国を離れてチャレンジのシーズンを戦っている。新たな国でのプレーに注力する神戸の6番に、「日本人選手がスペイン1部で成功するための条件」について尋ねた。
「3つあります。一つはパーソナリティーをしっかり持っていること。新しい文化、違う文化に入っていくことなので、より早く適合できるか。パーソナリティーは必要だと思う。それに当然、サッカー選手なので、高いレベルでプレーするための必要な能力を持っていること。そしてメンタリティー。新しい世界で活躍するうえでの、強い精神力を持っていることが非常に大切になる」
海外に戦いの場を求め、苦闘にもまれながら成長を図る日本人選手。技術が備わっていることを大前提に、メンタリティー、パーソナリティーの3つが相乗的に発揮されることが成功のカギと説く。新天地である日本でプレーする今、スペインと日本のサッカーを取り巻く環境の“違い”に、強い印象を抱いているようだ。
「ピッチの中のことではないかもしれないが、スペインでは勝った時、負けた時、良いプレーをした時、しなかった時のプレッシャーの違いはすごく大きなものがある。メディアの批判、ブーイングも指笛をすごく吹かれるが、日本はそこのプレッシャーはあまり感じない。すごく温かく声援を送ってくれている。落ち着いて見てくれるところが、選手として一番違いを感じるところだね」
実際にプレーしたからこそ体感した、両国のサッカー文化の違い。「自分がどういった世界に入っていくんだということを分かっていないと、なかなかスペイン1部でプレーすることは難しいと思う。良いプレーができないと、すぐに批判を浴びることになる」と、サンペールはタフなメンタリティーを持つことの大切さを強調した。