名将ベンゲル、過去に獲得を試みた“ドリーム11”を海外発表 慧眼を象徴するラインナップに
前線はメッシとC・ロナウドに加え、イブラヒモビッチが名を連ねる
そして、3トップにはメッシ、ロナウドと元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが並んだ。ベンゲル氏は03年にセスクを獲得した際、ピケと同じくメッシにも目をつけていたのだが、バルサは断固として手放すことはなかった。結果的に、メッシはバルセロナで史上最高のサッカー選手と呼ばれるまでに成長した。
【注目】プレミアリーグは「この10年で完全に変わった」 かつては“肉弾戦”も…名将たちが根付かせた戦術の最先端
ロナウドは、スポルティングとも400万ポンド(約5億6000万円)の移籍金でアーセナル加入が合意に達していた。ロナウドの名前の入った「背番号9」のユニフォームまで本人に贈っていたにもかかわらず、最後の最後にサー・アレックス・ファーガソン率いるユナイテッドに屈することになってしまった。
イブラヒモビッチはやや特殊で、同選手の“揺るぎない自信”からベンゲル氏からのオファーを断っていたそうだ。イブラヒモビッチは「彼(アーセン・ベンゲル)は私に真面目なオファーをしたことは一度もなかった。どちらかと言うと、『君がどれほどすごいのか見てみたいし、どんな選手か見てみたい。トライアルを受けてみなさい』というような感じで、私は信じられなかったよ。『あり得ない。ズラタンはオーディションはやらない』って思ったね」と語っているという。
獲得に至らなかったスターを並べるだけでも、ベンゲル氏の長いキャリアと、若い才能を見抜く力が分かる。もし彼らの獲得が実現していたら、どのようなチームが生まれていたのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page1 page2