ドイツで異例の“乱闘騒ぎ”発生! 監督が突き飛ばされ、ベンチ総出の反撃…「スキャンダル」
フライブルク対フランクフルトの試合終了間際、タッチライン際での接触が引き金に
ドイツ1部フランクフルトは現地時間10日、ブンデスリーガ第11節フライブルク戦に臨み、敵地で0-1と敗戦を喫した。試合終了間際には乱闘騒ぎが発生し、両チームが退場者を出す事態に発展。現地誌は「スキャンダルが起きた」と報じている。
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フランクフルトは日本代表MF鎌田大地が先発出場し、元日本代表MF長谷部誠はベンチスタート。試合は前半を0-0で終え、後半22分には鎌田が途中交代となると、同32分にフライブルクがドイツ代表FWニルス・ペーターゼンのゴールで先制点を奪う。そのままホームチームが勝利を手にしようかという試合終了間際、“事件”が起こった。
フランクフルトDFダビド・アブラームがタッチラインから出たボールを追いかけ、フライブルクのテクニカルエリア内を通過しようとすると、進路にはフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督が仁王立ち。ビハインドの状況で焦るアブラームが右手で押しのけると、シュトライヒ監督はバランスを崩し、ピッチ上に倒れ込むこととなった。
これが引き金となり、フライブルクのベンチは激怒。アブラームにつかみかかる乱闘騒ぎに発展した。ドイツの週刊誌「シュピーゲル」電子版は、「94分35秒が経過した時、スキャンダルが起きた。シュトライヒ監督はタッチライン上でアブラームに突き飛ばされた」として、次のように描写している。
「怒りは燃え広がり、フライブルクのサブの選手たちがアブラームに食ってかかると、(イタリア代表MF)ヴィンチェンツォ・グリフォは顔面に攻撃を加えた。選手やスポーツジャーナリストが大好きな乱闘騒ぎに発展し、数分後に事態は収束へと向かったが、まずアブラームがレッドカードを提示された。そしてグリフォにもレッドカード、フライブルクのアシスタントコーチを務めるフロリアン・ブランスにはイエローカードが与えられている」
試合終了を目の前に両チームがヒートアップし、異例の乱闘騒ぎとなった今回の一戦。ただ、試合後には“和解”となった模様で、フランクフルトの公式ツイッターはアブラームとグリフォが試合後に握手をかわす写真を公開した。ピッチ上での激しいやり合いは引きずらず、互いに遺恨なく終えることができたようだ。