昨季王者のシティを3-1で撃破したリバプール、2位とはすでに勝ち点8差

　プレミアリーグの首位に立つリバプールは現地時間10日に行われた第12節で、マンチェスター・シティに3-1で勝利した。解説者を務めるジョゼ・モウリーニョ氏はリバプールを「完成されたパズル」と表現し、今季のプレミアリーグ制覇に太鼓判を押した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えている。

　昨季王者であるシティとの一戦、リバプールはブラジル代表MFファビーニョ、エジプト代表FWモハメド・サラー、そしてセネガル代表FWサディオ・マネがゴールを決め、3-1で勝利した。この結果、2位のレスターと3位のチェルシーとの勝ち点差を「8」に、4位のマンチェスター・シティとの勝ち点差を「9」に広げた。

　ここまでの12試合で、リバプールは勝ち点「34」を獲得。この数字は2017-18シーズンに勝ち点「100」を獲得して優勝したマンチェスター・シティに並ぶものだ。モウリーニョ氏は、リバプール30年ぶりの優勝を果たすと考えているようだ。

「追いかける状況であれば、首位に届くと思わなければいけない。一方、首位のチームで大きなアドバンテージがある時は、まだ終わっていないと考えないといけない。私は現場にいない。外部にいる。そしてこの私のポジションからは、負傷など劇的なことが起こってチームが壊れない限り、今季のリーグ戦はもう決まったと思う。彼らは完成されたパズルだ」

　さらに、この試合に敗れて4位となったプレミア2連覇中のシティの実力も認めつつ、「リバプールが彼らに対して持っている９ポイントのアドバンテージを失うようには思えないんだ」と、逆転には否定的な考えを示した。

　まだ12試合を終えた段階だが、多くの識者がリバプールの優勝を予想している。果たして彼らは30年ぶり、プレミアリーグとなってからは初となる悲願のリーグ優勝を成し遂げることになるのだろうか。