鳥栖が松本との“崖っぷち対決”に1-0勝利! 最下位・磐田は16位以下が確定、“自動残留”消滅

MF小野裕二の所属するサガン鳥栖はホームで松本山雅に勝利【写真:Getty Images】
MF小野裕二の所属するサガン鳥栖はホームで松本山雅に勝利【写真:Getty Images】

前節15位の鳥栖が勝ち点「2」差の17位松本を破り、J1残留へ向けて前進

 J1サガン鳥栖は10日、ホームの駅前不動産スタジアムに松本山雅FCを迎え、DF金井貢史のゴールで“崖っぷち対決”を1-0と制した。前節終了時点で残留圏内の15位鳥栖が、勝ち点「2」差で自動降格圏内の17位松本を下したことで、勝ち点差は「5」に広がり残留へ向けて前進。一方、前日の試合でFC東京に0-1と敗れていた最下位のジュビロ磐田は、15位に転落した清水エスパルスとの勝ち点差が「10」に広がったためJ1“自動残留”が消滅、J2とのプレーオフに回る16位以下が確定した。

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 前節終了時点で勝ち点「32」の鳥栖と「30」の松本が激突した“崖っぷち対決”。生き残りを懸けた一戦は、序盤に動いた。ホームの声援を受ける鳥栖が攻勢を仕掛けると、前半13分に敵陣でFKを獲得。キッカーを務めたFW小野裕二がニアサイドにクロスを送ると、走り込んだ金井がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

 先手を取った鳥栖は、その後もリズムよくゲームを進めていく。残留のために勝利が欲しい松本も反撃の糸口を見出そうとするが、スコアは動かずにこのまま1-0で鳥栖が逃げ切った。この結果、鳥栖は勝ち点を「35」に伸ばし、清水と入れ替わって14位に浮上。J1残留に向けて前進した。

 一方、前日にホームでFC東京に0-1で敗れていた最下位の磐田は、15位との勝ち点差が残り3試合で「10」に広がったため、“自動残留”の可能性が消滅。J2とのプレーオフに回る16位以下が確定した。クラブ史上2度目のJ2降格を回避するためには、まずは勝ち点「6」差の16位湘南ベルマーレを上回ってプレーオフに進出する必要があり、磐田が次節の北海道コンサドーレ札幌戦(23日)で引き分け以下に終わった場合は自動降格が決まる可能性がある。J1を3度制した名門にとって、崖っぷちの状況が続く。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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